VR(バーチャル・リアリティ)

Virtual Reality(バーチャルリアリティー・仮想現実)の略称。

コンピューターによって作られた仮想的な世界を、あたかも現実世界のように体感できる技術。この技術を体験するには、ヘッドマウントディスプレー(HMD)と呼ばれる、ゴーグル型のデバイスを頭部に装着する必要がある場合が多い。クローズドのスクリーンなどにリアリティを高めた視覚映像を投影する「仮想現実」です。CGなどで作られた現実のような世界にユーザー自身が飛び込んで体験できるというもので、たとえば臨場感や没入感を高めたゲームの制作や、今ここにはない車の試乗疑似体験などが可能になります。

HMDには、フェースブック社傘下のOculusVR(オキュラス ブイアール)社が開発した「Oculus Rift (オキュラスリフト)」を始め、HTC社の「HTCVive(エイチティーシーバイブ)」、HOMiDO社の「PRIME」など数十種類の製品がある。

2016年10月にソニーが同社のゲーム機「PlayStaion」の新製品でかつVRに対応した「PlayStaionVR」の発売。また、同じ時期に、グーグル社による新しいVR技術である「DayDream」に対応したスマートフォンやHMDが登場する予定。

HMDを利用したVRでは、顔の向きに合わせて360度、上下左右に、現在自分が存在する空間とは異なる仮想空間が現れる。またHMDに備えられている各種センサーによって、動きや傾きなども測定され、奥行きのある仮想空間内を移動したり、目の前の物体が本当に迫ってくる、あるいは本当に触れられそうになったりするような臨場感あふれる体験が可能。

なお、VRに対応したHMDなどでは、アクションゲームやロールプレーイングゲーム(RPG)などの一般的なゲームだけでなく、水中やジャングルなどを疑似体験できるものもある。更にVRはアミューズメントのジャンルのみに留まらず、ビジネス分野でも利用されつつある。例えば、不動産会社や住宅メーカーが、建設中や建設前の物件をVRで体験できる。

これらのVRでは、天井の高さや家具の配置などが現実に近い状態で確認できるだけでなく、時間や季節による日照の違いなども事前に確認できる点が特徴。

HMDを利用したVRでは、顔の向きに合わせて360度、上下左右に、現在自分が存在する空間とは異なる仮想空間が現れる。またHMDに備えられている各種センサーによって、動きや傾きなども測定され、奥行きのある仮想空間内を移動したり、目の前の物体が本当に迫ってくる、あるいは本当に触れられそうになったりするような臨場感あふれる体験が可能。